【あらすじ】
一級建築士の一登と妻・貴代美は、高校1年の長男・規士と中学3年の娘・雅と幸せに暮らしていた。だが規士はケガでサッカー部を辞めてから遊び仲間が増え、無断外泊も多くなっていく。そんなある夜、規士が家を出たきり連絡が途絶えてしまう。翌日、規士の仲間のひとりが遺体で発見され、規士を含む少年グループ内のトラブルが原因との見方が強まる。規士は無事なのか、事件に関わっているのか、一登と貴代美の不安は募る。
【感想】
男性脳と女性脳の違いを痛感。
息子の行方よりこれから家族がどのように生きていくか解決したい父親。
加害者であれ被害者であれ只々生きて帰ってきて欲しい母親。
ただ、出だしからちょっと父親に違和感。
自宅に顧客を勝手に連れてきても家族に"感謝を言わない"
サッカーに向き合ってきた息子に別な目標に切り替えろと"軽んじる発言"
職場への執拗な電話が鳴ってることについて部下への"謝罪がない"
だけど、娘に寄り添ってる時は父親らしさがあって。
この描写はなんだかわからん。
"望みはあるわよ"
やっぱりこういう時、母は強いなって思う。
多角的な視点のあった"空白"と比較してしまうと、重たさという点では酷似しているのだけど、マスゴミの執拗な密着取材と推定有罪の報道だったり、不安感から起こる家族崩壊だったりの方が目立ってしまって、序中盤にちょっとストレスが溜まり過ぎちゃったな。
ラストは涙が止まらんかったけどw
ウチの息子達はこれから受験生。
自分だけでも信じられるように。
普段から息子達と向き合おう。
