misa

望みのmisaのレビュー・感想・評価

望み(2020年製作の映画)
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これは、とても難しい...
すごく重い作品だった
けれどどう転がっても絶望的な未来しかなかったけど
それでも少しは救いを感じられる作品のように感じた

愛する息子は加害者なのか被害者なのか
どんな形でもいいから息子が生きていることを願う母親
息子の無罪を信じる父親
犯罪者の家族というレッテルを
一生背負わなくてはいけなくなるかもしれない恐怖を抱く妹
もし自分の家族がこういう立場になったら
私は劇中の母親のような気持ちになると思う
ただただ生きていることだけを願うと思う
命がなくなってしまったらどうもできない
被害者やその親族のことももちろんあるけれど
それでも自分の家族が1番大事と思うのは
当たり前のことなんじゃないかな、と

にしてもやっぱりメディアがクソだった
加害者か被害者かも不透明なままなのに
加害者だと断定して晒しあげるマスゴミ
それに便乗して誹謗中傷する顔のない人達
日本のこういう晒しあげる?ような文化って
きっと無くならないよね、悲しいけど
misa

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