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望みのlalalalabombaのレビュー・感想・評価

望み(2020年製作の映画)
3.6
モデルハウスのような豪邸に住みおとうさが堤真一、お母さんが石田ゆり子というまさにモデルになるような家庭の中で高校生の息子が悪い仲間と付き合いだし帰らなくなる。
中学からの友達が死体で発見される。
当然息子に疑いがかかる。世間の噂では犯人扱いされる。

自宅を取り巻くマスコミたち。豪邸には誹謗や中傷の落書きに卵爆弾。犯人ではないと信じる家族ではあるが、その息子が殺人犯だったら。それとも仲間に殺されていたら、と妄想する。息子は殺人犯であろうと生きていてほしいと考える母親。
もしかしたら加害者になるかもしれないと考えるがもしかしたら殺されているかもしれないと考える。
どちらにしても地獄のような苦しみ。
逃走中の1人が確保されたことで差し入れの弁当を作り出す母親。こういう愚かなことをするのが母親なんだろうなと思った。
結末は究極のバッドエンドだが息子の名誉だけは保つことができた。
この辺都合いいという印象。高校生の頃は体力にまかせてなんでも自分で解決してやろうなんて考えるものだ。
そう言う若さをコントロールするのは親の役目かもしれないが、若さはコントロールできるものでもない。
妹は志望校に入学し、豪邸もそのまま…父親は元の一級建築士に戻る。
ただ息子が消えただけ。
石田ゆり子は奇跡の50代などと言われどこか浮世離れしてい感じで母親としての苦しみもどこか浮世離れしてる感じ。キャスティングミスったかもしれん。
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