地球に急速接近する巨大彗星を発見した科学者達と政府、大企業との駆け引きをパロディタッチで描くディザスタームービー。
出演者が豪華でストーリー展開もスムーズなので飽きずに観れました。
主演は天文学の博士役でレオナルド・ディカプリオ、アメリカ大統領にはメリル・ストリープ、人気キャスターはケイト・ブランシェット。
支持率獲得のみを追う政府、科学的根拠が十分でないのに計画を実行する巨大IT企業。
一般人から小銭をちょろまかす居てもいなくも良い中将等など権力者を皮肉った内容が面白いです。
実際に惑星防衛調整室なる地球に衝突する惑星に対応する組織がアメリカにあることも驚きました。
IT企業BASHはUNIXのシェルを連想させる名前ですね。つまり、表向きの入出力はユーザーに見せるけど処理を司るカーネルのコア部分は見せませんという皮肉かも。
アリアナ・グランデも歌手役で出演していたのですが、めっちゃ歌上手くて良かったです。
とにかく、一般人には肝心な事実に目を向けさせず、権力者が作り出す事象のみに集中させ搾取する構図を皮肉っています。
最後のオチもやり切った感があって楽しめたので良かったと思います。