アダム・マッケイの新作。ファンなので。
ここんとこ実話が続いてたけど、今回は急に彗星衝突の話。
巨大彗星が地球に衝突することに気づいた天文学者と大学院生。
さっそく危機を知らせようとするも、大統領は興味をもたないし、テレビは真面目にとりあってくれない。
やっとこ世界にその危機が知らされて、核兵器でなんとかしようってなるけど、レアアースがあることがわかってGAFA的な資本主義者たちに阻止されちゃう。そのうち、彗星自体嘘なんじゃないかってみんな思うようになって、
FOX系の人たちは「ドント・ルック・アップ」って叫んで、
リベラルセレブは「ジャスト・ルック・アップ」って歌って、どんちゃん騒ぎみたいな映画。
学者が可愛い扱いされて話は真剣に聞いてもらえない感じとか、
真面目な女が嫌われたりとか、そういうあるあるネタが面白いのと、
アリアナ・グランデが歌う歌詞が普通に面白くてウケた。
彗星に向かって拳銃打ち込むシーンもいいと思う。
超アメリカ中心的なのはともかくとして、
印象としては観客を信頼しているタイプのコメディ作品ではあると思う。
資本主義と政治は人類をバカにする。
でも、実話の方が好きかもしれない。
