シンゴジラ的な人類滅亡系の人間ドラマの作品
あらすじとしては彗星の地球衝突を科学者たちが発見するが世間がそれを本気で受け止めないというものです
話の展開などはかなり大げさなものとなっていますので序盤中盤は彼らのワチャワチャ感になんだかなぁと思うのですが滅亡回避のチャンスを取り下げたところから話は一気に急転します
やはり人間というものは視覚や聴覚などで体感しないと現実のものをなかなか現実と受け入れられません
現代のほぼすべて、いや全員がそうでしょうが私達は誰かしらの知識を聞きかじってそれを理解したつもりになって生きています
そのためいくら絶望的な話を聞いてもそれを半ば信じられません
しかし実際に目で見たりすることで初めてそれを現実のものと受け止めることがてきます
これを悪いこととは言いません
世界には嘘の情報もたくさんありますし、例えそれを真に受けたところで個人でできることもほぼないに等しいからです
私は後半のシーンでは体を震わせながら見ていました
これは硫黄島からの手紙を見たとき以来かもしれません
脅威が目前に迫るとき自分はそのとき何をしているのか、何ができるのか、何をすべきなのだろうかということを考えてしまうからです
おそらくは何事もなく普通の一日を過ごすか家族と過ごすか、ただただいつもどおり仕事をするかしかだと思います
この作品から何かを学ぶというよりはどうにもできない問題が目前に迫ったときにあなたは何を考えるかという作品だと思います
皆さんは最後の日が分かったとき何をするでしょうか?