ニャンタ

ドント・ルック・アップのニャンタのレビュー・感想・評価

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)
4.2
地球に向かっている彗星が、半年後に直撃を、天文学者が予測する🌏☄️🔭直ぐに大統領に報告するが、大統領選の材料にならない、と一蹴される…🇺🇸
 皆、欲に正直で、ぶっとんでいて、背筋が凍るブラック•コメディ💣🤣
 彗星爆破を目指してロケット発射🚀
と思ったら…
 Uターンして、全人類ぽかーん🙄

◽️🖋️第一発見者
『みんな聞いてよ〜〜!
 超巨大な彗星が地球に直撃する!
 このままじゃ生命が死滅する!』
って泣きじゃくりながら訴える、Jennifer Lawrenceを見てて笑っちゃいそうになり、堪らないです🙎🏼‍♀️🥴ケイトみたいな人が、テレビで発言していたら、放送事故ですし、私も”気が狂った女の人が叫んでる”ぐらいにしか思わないかも知れないので、真実を見極めるって難しいです…📺😣

 地球規模の重大な危機に関する情報を、真剣に話しても、権力者は目の前のトラブルを優先して対応してくれない、国民は話を信じずに面白おかしく祭り上げるだけ…なんて
『地球のどこかでは、非常にありえそうな感じ』が堪らないので、身震いしながら笑ってしまいます🙌🏻🤣🌀

◽️🖋️団結できない人達
 歳月は流れて、夜空を見上げると、彗星を指差し確認できるレベルで、地球に接近している事実が誰でも目視できる状況になり、世界は、 look up派とdon’t look up派に2分されます🙋🏼🛤️🤦🏻
 空を見上げる人(look up派)は問題に向き合う覚悟を決めた人達であり、空を見ない人達(don’t look up派)は「実は彗星は無い」という陰謀説を信じる人達、と語られます📊🤼‍♀️
 look up派が正しいかと言うと、そうでもなく…空を見上げようコンサートに参加して、ワイワイ盛り上がっているし、『SNS発信の意見には賛同するが、問題解決に取り組む行動には至っていない』という描き方を観て、我々にも「普段の生活で考えて生きていますか(?)」という投げかけで、チクリと刺してきます📲🤧

◽️🖋️事態を複雑にする大企業
 AppleやAmazonみたいに、BASHという企業が本作では、強烈な皮肉を出してきます🏦🤯
 ビッグデータとAIによる予測が、的確になっている未来を描いていて、BASHのCEOがムキになって”我が社の技術はここまで進化している!!”という口論の場面で、「死に方のAI予測」の話が登場しました👨🏻‍💻⏳
『ブロンテックに食われて死ぬ。意味はわからないですがね。🤷🏼‍♂️』
 AI予測が、我々の想像の更なる先にいっていて、我々は理解できない…所も、皮肉が効いています🐗🤣

◽️🖋️総括
 “しょうもない理由”のせいで、人類はブラックな笑いで消えていく展開に笑ってしまうんだけど、救いの無さで笑いにくい、皮肉が劇薬となり、お腹いっぱいになりました🧆🍴🤣
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