出来の良いって言うか傑作と言っても過言ではないほどよく練られた風刺映画なんだけど、出来が良すぎて変な笑いが出るし、すごくソワソワする。
迫り来る辛い現実から目を背け、都合の良い”真実”だけを見ようとする人々の物語。下を向いて歩こう！
風刺が効きすぎ。いや正しく現在の世の中を風刺している。
なんで当選したのか全く分からん大統領。情報に踊らされる人々。気に入らない事実を嘘だと主張する陰謀論者たち。
ケイトが発した中将への評価が、まさしく彼らに向けられた言葉である。
この映画を楽しめる側の人間で良かったなって……。
