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ドント・ルック・アップのLOOZEのレビュー・感想・評価

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)
3.8
物語 ★★★★
配役 ★★★★★
演出 ★★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★


総評
人類滅亡の危機が発生した状況を、リアルな現在のアメリカでシミュレーションしている。起こっていることは終始シリアスだが、編集はコミカルで軽快になっており、その対比が作中の状況と合っている。

めちゃめちゃリアルな現在を象徴。
いろいろ置き換えて考えさせられる。

DONTとJUSTの両サイドに皮肉が効いている。
本当に大事なこと忘れてない?と問いかけるような
思想を、中間・原点に戻してくれるような脚本。

この保守とリベラルの両方に対して皮肉が効いていて
この脚本のバランス感覚に関心するし、
これが作れる国という部分で
やっぱりアメリカすごいなぁと思う。
日本じゃ絶対無理。「新聞記者」がいい例。
「俺たち真実を知ってる一般人」vs「大ウソつきの政府」
という描き方の陰謀論映画になるだけ。

人間全体の無力さ、哀れさを表現していて
そこをコミコミで人間っていいよね、うまくやっていこうよというマインドを感じた。

ジェニファーローレンスかわいい。
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