acoreds

ドント・ルック・アップのacoredsのネタバレレビュー・内容・結末

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

実家のネトフリで鑑賞。公開当時から話題で見たかったのですが、やっと見られました!

観測中にたまたま巨大な彗星を発見、軌道を計算したところ約半年後に地球に衝突することを知った地方の大学教授と大学院生が、慌てて天体関係者やホワイトハウス、マスコミに警告しようとするも、誰も彼もが自分の損得でしか動いてくれない。やがて教授と学生も否応なく世論の波に翻弄され、、

ちょっと大袈裟には描かれているものの、いやー、ありそう!シン・ゴジラなんかよりぜんっぜんありそう!(シンゴジ好きだけど)
前半の大統領が中間選挙のことしか考えてないとこも地獄だけど、後半のバッシュ計画で地獄の2段階目がくるところに一切救いがなくて笑うしかない。ブラックコメディどころの話ではない。人間は見たいものを見て、信じたいものを信じることしかできないんですかねえ。クライマックスでとうとう生中継番組でブチ切れた教授が気が触れたようにしか扱われない世界。確かに教授の最期は平凡だったかも、特にあのラストの世界では。とはいえ、ありふれてなかった誰かと比べて果たしてどちらが幸運なのかな。まあ、人生のありようを人と比べるのは無意味ですね。

私でもわかる豪華出演陣も良かった。メリル・ストリープのノリノリ大統領役、楽しそうでした笑 ディカプリオはただの気の弱いおっさんにしか見えないし、ケイト・ブランシェットの厚化粧も笑った。ジェニファー・ローレンスが都落ちした後、シャラメは何しに現れたのかと思ったけど、なかなか良い役どころでした。最後は神頼みってのはありきたりだけど、教授というよりケイトに救いが欲しいなと感じたのでよしとします。
acoreds

acoreds