こんなもん見せられたら、自分がいかに偽善者か思い知らされる。
子供たちも支援者たちもまさにスペシャル。
ケア施設で働く二人の男がかっこいい。
自閉症児をケアするブリュノの「正義の声」と、ドロップアウトした若者の社会復帰を支援するマリクの「寄港」。
ブリュノの「何とかする」はまるで呪文のよう。
他の施設で見放された子供たちを受け入れていく。
プライベートの時間なんてない。デートすらまともに出来ないから、家庭を持つなんて絶対無理。
命懸けと言っても過言じゃない。
愛と信念のなせる業なんだろうか。
無許可で赤字経営の施設を、行政が調査し、閉鎖させようとした実話らしい。
本来は行政がやらなきゃならないことでは無いのか。さもなくば、行政がこの施設を支援していかなければならないのでは·····
どうも政府がやることは的を射ていない。
役人に熱弁するブリュノの言葉が重い·····重すぎる。
だけど映画は重すぎす、コミカルなところもあり至って軽快だった。
ヴァンサン・カッセルもかっこよかったよ。