たま

スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話のたまのレビュー・感想・評価

4.0
こんなもん見せられたら、自分がいかに偽善者か思い知らされる。

子供たちも支援者たちもまさにスペシャル。
ケア施設で働く二人の男がかっこいい。

自閉症児をケアするブリュノの「正義の声」と、ドロップアウトした若者の社会復帰を支援するマリクの「寄港」。

ブリュノの「何とかする」はまるで呪文のよう。
他の施設で見放された子供たちを受け入れていく。

プライベートの時間なんてない。デートすらまともに出来ないから、家庭を持つなんて絶対無理。
命懸けと言っても過言じゃない。
愛と信念のなせる業なんだろうか。

無許可で赤字経営の施設を、行政が調査し、閉鎖させようとした実話らしい。

本来は行政がやらなきゃならないことでは無いのか。さもなくば、行政がこの施設を支援していかなければならないのでは·····
どうも政府がやることは的を射ていない。

役人に熱弁するブリュノの言葉が重い·····重すぎる。

だけど映画は重すぎす、コミカルなところもあり至って軽快だった。
ヴァンサン・カッセルもかっこよかったよ。
たま

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