空白のTNBのネタバレレビュー・内容・結末

試写会にて

一般公開されていたら見に行かなかったであろうし、アマプラで公開されても見なかったと思うが、本当に見てよかった。軽い気持ちで見ると体力が削られる。

テザーで「父暴走」と出ており、どんな暴走かと期待して見に行ったが、趣が異なっていた。

古田新太さんの演技は、自分が当事者になった場合に行いそうなことそのままであり、とても引き込まれた。
寺島しのぶさんの薄気味悪さ、よくある物だけになおさら気持ち悪く、2人の演技力は形容し難い。感情の移ろい、向き合い方など人それぞれではあるが、よく描かれている。

タクシー内の「どうやって折り合いをつけているのか」このセリフが1番印象的であった。

「愛しのアイリーン」といい吉田監督は題材を見つけ映像に落とし込んで、考えさせることに優れている。