古田新太の演技が半端ない。普段もあんな人っぽいから迫真性が凄い。
重すぎる内容も、加害者、被害者それを取り巻く人たちの人生が興味深く心に響きました。
絶望的な内容だけれど、ラストに向けて段々微かな光が見えてきそうな感じもいい。
万引きを目撃され逃走中に車と衝突した女子中学生の死をめぐり錯綜する、被害者の父親と事故に関わる人々の姿を描く。
吉田恵輔監督。
スーパーの化粧品売り場で万引きしようとした女子中学生は、現場を店長の青柳直人(松坂桃李)に見られたため思わず逃げ出し、そのまま国道に飛び出してトラックと乗用車にひかれて死亡してしまう。
しかし、娘の父親(古田新太)はわが子の無実を信じて疑わなかった。
娘の死に納得できず不信感を募らせた父親は、事故の関係者たちを次第に追い詰めていき…
被害者と加害者とは紙一重で、どちらでもなってしまうし、誰にでもあり得ること。考えさせられた。
最近考えさせられる素晴らしい邦画がちょくちょく出てきて嬉しいです。
古田新太の顔が改めて凄い。恐るべし。