【終わりの見えない戦い】
離婚後、男手ひとつで育てた娘が万引き犯として被害店に捕まり、逃亡するも店員に追いかけれられ挙句、交通事故に遭い死亡した。
父親は万引きなど犯すワケがない娘のために、この怒りと悲しみの矛先を探すべく、執拗に追いかけ娘を死に追いやった被害店の店長や、娘が仮に万引きしたんだとしても、その万引きをせざる得なかった状況に陥れたであろうと思い込んだ娘の通っていた学校への恫喝、はたまた交通事故の加害者にも許しを請うことすら許さなかった。
やがてマスコミや世論が面白おかしくこの事故を掻き立てたことで、被害者側も加害者側も実態のない事実や風評などから追い詰められていく。
そんななか、いつしか自分が娘に対してどこまで理解していたのかという疑問に辿り着く父親。こういった状況下になって初めて「オレの大事な愛する娘を」という形式は唱えれても、いざどこをどう大事に愛してたのかという自問と次第に向き合うことに…。
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「どう折り合いをつけりゃいいんだ」終盤に父親が放ったこの言葉がとても印象的でした😭一体、誰と戦えばラクになれるのか…他人か自分か…うーん、とても考えさせられる作品だ。
