松村文彦

空白の松村文彦のレビュー・感想・評価

空白(2021年製作の映画)
4.1
居心地の悪そうな映画だったので敬遠してましたが、口コミではべた褒めが多いので鑑賞。ずっしり手ごたえのある凄い映画でした。地で行ってるようなモンスターな父親役の古田新太、追い詰められ、疲れ果てる店長松坂桃李の二人の演技が光りました。登場人物や取り巻くマスコミの描き方が少々極端すぎるのが気になりました。亡くなった娘の真実が明らかになるたびに、父親の心境が変化していく様が唯一の救いでした。
重く暗い映画でしたが、ラストシーンは少し明かりが見えて、グッときました。
松村文彦

松村文彦