みきわめとおる

空白のみきわめとおるのレビュー・感想・評価

空白(2021年製作の映画)
3.9
不登校生徒の明日を変える為には、本人の考え方や行動を変えることが大切だが、それと同じくらい、いやケースによってはその保護者の考え方や行動が変わらなくてはどうしようもできないことも多い。

俺には俺のやり方がある。誰に何を言われようともそれだけは譲れない俺の生き様だ。

でも、実際に保護者のそれを変えることはとんでもなく難しい。古田新太が変わる、変われる可能性を提示した本作、「空白」ではさもありなんと描けたことがよかったなあ、とリアリティを感じた。

でも、ね。しかーし! それが二人もの若き女性の犠牲で成立しているとするならば、やはり、やはり悲しすぎる。考える余地「空白」を与えられたのが、大人の男性のおっさんと男性の若者だった。

今こそ、私を含めた男子は、女性の前にひざまずこう。