以前は毎年行っていたヨコハマ映画祭で、去年の1位だった映画。
もう、めちゃくちゃどよんとしたけど、素晴らしい映画だった!
誰だって、この映画の登場人物達のように、突然救いようのないほどの不幸に見舞われることはある。
もう完全に正規のレールから強制的にはじかれ、「人生終わった」感の世界にシフトチェンジさせられてしまうことが。
そんな中でもがいてもがいて、彼らはほんのちょっと、光を見つけられた気がする。まだ始まりに過ぎないのかもしれないけれど。
吉田監督、過去作はもうちょっと不遇な人たちに厳しい気がしていたけれど、今回は監督の優しさをひしひしと感じた。
こういう映画が、きっと誰かの人生を救うのだと思う。
そしてこういう映画に出演する松坂桃李君の役者魂は素晴らしい!孤狼の血と同じ人だとは思えない…。
この人が日本の映画界にいて本当に良かった!