このレビューはネタバレを含みます
性格悪くて言葉遣いも悪くて現実直視する勇気なくて自分の事しか考えないし仕事してるからって理由で大切なものから逃げて器も木も小さい。
最低やんって毛嫌いしたけど、結局自分もそんなとこあるからの感情だと思う。
逃げない避けない強さが、一番の強さ。
古田新太にも松坂桃李にも轢いた二人のドライバーにもドライバーの母にも、誰しもなり得る可能性あるから自分ならどうするだろうと思ってた。
マスコミや校長、クレームの電話するような人間には、なりたくないね。
葬式の時の現実を受け止める母を見て、衝撃を受ける古田新太。
人が変わるには、自分以外の感覚持つ人と出会うしかないのか。
ラスト、二人が救われるシーン。
雲の絵を見た時は、泣いてしまった。
後追いで娘を知ろうと思っても娘はいない。
でも、生前の娘と同じ雲を見ていた。絵にしたいと思う気持ちを同じく持っていた。
そこで、生前の娘と分かりあえた気持ちになれたのかな。
ボランティアおばさんは、ずるいよ。
あまり描かれてないけど、別れた妻の現夫。
難しい問題から目を背けず、妻を支えてスゴイと思うよ。
目を背けたり逃げたりすると大切なものを失うかも。
でも、目を背けない逃げないを続けると自分が壊れるかも。
