このレビューはネタバレを含みます
重い
けどかなり好き
最後は涙が止まらなかった。
何かが解決するとか、
みんながハッピーになるとか、
誰かが罰せられるとか、
そういうことはなくて、
「折り合いがついた」
ただそれだけ。
それだけなんだけど、
やるせない、行き場のない後悔や怒りや悲しみを飲み込む姿に、ああ、、現実ってこうだよなあ、人を亡くすってこうだよなあ、、って涙しました。
お父さんの味方になってくれたピアスの兄ちゃんと、店長の味方になってくれたパートの偽善者おばちゃんの対比が面白かった。
「空白」の意味について、
色々考えてた。
それぞれが、あの事故で一変してしまった人生にどう折り合いをつけるか。
その答えを「空白」に埋める物語だったのかな、なんて考えたりもしました。
かなり情緒が掻き乱される映画でした。
没入感があったし、感情移入しまくりでした。