いやぁもう、苦しい苦しい
ドラマ「離婚しようよ」で、松坂桃李と古田新太って素晴らしいなと思い、ダブルキャストだからって、軽い気持ちでこんな映画を鑑賞したら、あきませんな
私は胸糞映画好きな方だと思ってましたが、まだまだ甘かった
軽い気持ちで観る映画ではなかった…
あからさまな悪でもなく、薄ーい正義に包み隠された悪とでもいいますか、あらゆるキャストの愚かさとか狡さとか弱さとか透け透けなんですが、薄っすらと正義の膜が張ってるような
どの立場の人にも、あんた悪いよ、悪く無いよ、と断言できない感情移入のし辛さが居心地悪く、観ていて何ともしんどかったです
けど現実社会の人って、割とみんなそうですよね、と思うところもあり
この心をかき乱される感じは、間違いなく秀逸な作品だと思うのですが、もう二度目は、少なくともしばらくは観たくない、そんな感想でした
吉田恵輔って監督は要注意です
「ヒメアノ〜ル」の監督だったなんて!