この作品、川崎市古書店万引き少年逃亡死事件を元にしているんじゃないかなあ……。
(中学生が書店で万引き→名前を言わなかったため警察が店に呼ばれる→嘘をついてその隙に逃亡→列車にはねられ死亡した事件)…
𠮷田恵輔監督の「ミッシング」公開前に感想書かなきゃ!と思い立って記録。
公開から3年経っても語れる印象深さ、自己最高の邦画と言える作品に出会えた幸せに感謝。
物語は、古田新太演じる父親の「怒り」が…
▼痛みを伴う鑑賞体験
あの辛すぎる事故描写がきつすぎて、見返すのが怖かった。「ミッシング」が「空白」と密接に繋がって生まれたと聞き、勇気を出して見直したが…
やっぱりとんでもない傑作だった!
▼…
自分にも、相手にも、分からない空白がある。その空白に惑わされ、脅かされ、翻弄される両者が、どこかに折り合いをつけることは可能なのか、考えさせられた。
ラストはどのシーンも柔らかい光が入っていた。空白…
観てて本当に辛かった…
学校で全く印象に残っていない存在だった花音ちゃん…そこも切ない…
お父さんは生きてる時にもっと気を配ってほしかったね。
青柳店長もなんとも辛かったけど、最初に轢いてしまった…
(C)2021『空白』製作委員会