こ

アイヌモシリのこのレビュー・感想・評価

アイヌモシリ(2020年製作の映画)
-
デポさん、何者かと思ったら元々色々活動をされている方だったのか、、

アイヌ、に限らずだが、それがあるだけでひとつのアイデンティティであって、そこの気持ちはやはり埼玉で育ち特別土地なんかに思い入れがないこの身からすると容易く想像はできない
しかし観光地化している姿には、その町が生き残っていくためには必要なことだと思いつつ、どこか違和感を感じてしまう、民族は観光のためにあるわけではないはずで
デポさんの、(イオマンテを)世の中の人のためにやるとは考えていない、ということばが力強く、しかしそれだけで続いてはいかないこの世の歯痒さをひしと感じた
この先もどんどんアイヌの葛藤は大きくなっていくのだろうか、カントたちの気持ちも様々だったが、少なからずあの世代でもアイヌである、というのは意識しているのだと思った
こうしてアイヌという存在を知らせるだけでも、知ろうとする人間がいるだけでも、世界はもっと柔らかく温かくなるのだろうか
自然や動物に感謝する気持ちと共に、


元はと言えば全く別のところで北海道に興味を持ち、アイヌのことを知ることができてよかったと思うし、大学でアイヌ語を勉強する機会を持てたのもありがたく、これからも学んでいきたいと思う、そこでこうした映画に出会えたのも嬉しかった
カントの母親、何か見覚えあると思ったらおそらく授業で先生が紹介していた方でした
こ