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アイヌモシリのeigajikouのレビュー・感想・評価

アイヌモシリ(2020年製作の映画)
4.5
福永壮志監督が『リベリアの血』の時アイヌがテーマの脚本を執筆中と話され大変楽しみにしてた。カント少年の眼差しの強度。ショーン・プライス・ウィリアムズ(サフディ兄弟や遠藤麻衣子監督)の機動的なカメラによる息を飲む映像…日本は単一民族などと思ってる人もいない人もぜひ!
福永監督は渡米後ネイティブアメリカンに興味を持ったとき北海道出身なのにアイヌを知らないくて恥ずかしくなったそう。本作にはアイヌの人々が実名で出演し現代を生きるアイヌが描かれている。ヘイトが蔓延する世の中だからこそ強度のある作品をしっかり見たい。
新作映画の尺がどんどん長くなってる…いつから120分が普通になったのか(必然性ある場合を除く) 。
福永監督作品『リベリアの白い血』88分『アイヌモシㇼ』84分。この絶妙な尺で語ることが監督の才能を証明してる『アイヌモシㇼ』トライベッカ受賞は助走で今後もっと国際的に評価される監督になるはず。
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