現代社会において伝統文化の存続というのは難しいということを感じました。
後世に伝える側の大人、享受する側の子供どちらの心境も複雑なものだと思いました。そんな環境で悩んで成長していく主人公がとてもかっ…
アイヌらしい人々がたくさん出ていて、はじめドキュメンタリーみたいに感じた。地域の風習はそれぞれなんだなと思いつつ、「ミッドサマー」を少しだけ連想してしまった。もちろんあんなに狂信的な宗教のようなもの…
>>続きを読む福永壮志監督が『リベリアの血』の時アイヌがテーマの脚本を執筆中と話され大変楽しみにしてた。カント少年の眼差しの強度。ショーン・プライス・ウィリアムズ(サフディ兄弟や遠藤麻衣子監督)の機動的なカメラに…
>>続きを読む映画であると同時に"記録"とも言える作品。
"銀の匙"を少し思い起こした。
アイヌコタンと名乗りながら、アイヌ語は勉強中、アイヌの伝統行事は時勢という圧力で行えず、何をもって自分たちがアイヌである…
冒頭、観光船から口琵琶の音色が流れるシーン。てっきりGo To トラベルキャンペーンのプロモーションかと思ったが(冗談です)、さにあらず。そのあとすぐに、彼の地の住民たちがアドリブをふんだんに交えな…
>>続きを読む数年前アイヌコタンに行き民族舞踊を観てカメラを向けていた人間の一人なので申し訳ないような恥ずかしいような複雑な気持ちになった。文化は知りたいし受け継ぐためにも必要なことだけど歌や踊りは見せ物じゃなか…
>>続きを読むアイヌに対する漠然とした先入観は早々に崩され、中学生カントの視点を通して、アイヌの伝統や文化、現代の生活を垣間見ることができた。
少ないセリフと省かれた説明で構成されているのに、90分未満の時間で、…
日本語、お上手なんですね。
イオマンテをやる意味が、やっぱり解らない。子熊を大切に育てて送り出すことで、下界は良い所と他の神様に言ってもらい、梟などの姿で見守ってもらう。狩猟民族ならではの考え方な…
作り手側の都合の良いように編集されておきながら「ドキュメンタリー」を名乗るような作品が存在するなかで、一方本作はフィクションでありながら、もはやドキュメンタリー以上にドキュメンタリーの要素を持ってい…
>>続きを読む(C)AINU MOSIR LLC/Booster Project