冒頭から引き込まれる世界観。
現代社会で生きていくことと伝統を守っていくことの葛藤がわかりやすく描かれていました。
舞台となっている阿寒湖のアイヌコタンには3年ほど前に訪れましたが、我々観光客には…
正直アイヌの人たち(そもそも、アイヌ=人 だから何て呼べばいいのだろう)の事を私はほとんど知らない。人生で触れてこなかった事に対して興味を持つタイミングは尊い、と思っていて、それが私にとってはアイヌ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
熊受難映画。
エンドロールの
この映画で傷つけられた動物はいないという
文言を見るまで落ち着かないことこの上なし。
「イオマンテ」という言葉は知っていても
内容を知らなかったのでかなりの衝撃。
熊…
とあるコミュニティにおける社会的少数者への視座は前作から格段に鋭さを増す。人はいつの時代も他者に寄り添われながら生きている。伝統と革新の狭間で生きるこの少年も決して例外ではない。登壇した下倉絵美さん…
>>続きを読む自然と共に生きるアイヌの文化が美しく描かれる
現代社会との狭間で伝統を守り抜こうとする姿は印象的だった
村は観光地になり、パフォーマンスもやって栄えているが、「日本語お上手ですね」などと言われた…
アイヌモシリとは神の世界に対する「人間の世界」を意味している。
84分という短い作品。観ている間、アイヌの暮らしの中にいたような。
主人公カントが食事のたびに手を合わせる。飼っている熊に顔を近づける…
カント、とはアイヌの言葉で天のこと。いつか阿寒湖で見た空は淡く、それでいてどこまでも強く澄んだ青で、それがまさにこの主人公カント君の存在感そのものだった。秋の空の下でバンド仲間たちに歌詞を見せるシー…
>>続きを読むアイヌの人々の今を垣間見たような「リアル」を感じました。そして、監督がどれほど地元の方々に信頼されているかも受け取ることが出来ました。先住民と非先住民。その感覚や思いの隔たりを、監督は見事に取っ払っ…
>>続きを読むタイトルの「アイヌモシリ」とは「アイヌの大地」「アイヌの国」を意味し、更に「アイヌ」自体は「人間」を意味している。
北海道が好きでよく観光で訪れていて、本作の舞台である阿寒湖や湖畔にあるアイヌコタン…
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