じょん

青くて痛くて脆いのじょんのレビュー・感想・評価

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)
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痛いなぁ、

これは映画ではなく原作を読んでみたかったかもしれない

田端くんはかなり気持ち悪いんだけど、拗らせてるんだけど、何故こんなにリアルなんだろう?けっこうヤバいやつなのに、なんで共感できるんだろう?
傷つきたくない、だから人間も遠ざける、その分距離が近い人は大切に思うし、独占欲は大きくなるし、大きく期待もしてしまう、だからこそ被害者思考も強い

私みたいだな、と思わざるを得ない
だからこそ涙が出た
いや田端くんはさすがに拗らせすぎですが…

田端から秋好への気持ちは、恋愛というより羨望や憧れに近いんじゃないか?と感じた
原作がどうだったかは知らんが、あれを“恋愛”として表現してしまったらあまりにも安易じゃないか、つまらないじゃないかと思う

この作品、3年前の自分と今の自分が観たら、感じ方がだいぶ違っただろうな

ただなんとなく秋好の思想を美化してるというか秋好もはや教祖やんとはなりました。

あとはポンの言葉が良かったな。
100種類の自分があって、でも全て本当の私。その通りです。
じょん

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