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青くて痛くて脆いのblueのレビュー・感想・評価

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)
4.3
陰キャラと陽キャラはそもそも人種が違う

「暴力は何も産まず
平和の対義語は戦争じゃない」
「戦争をなくしたいし
人種差別をなくしたい」
青臭い事はいくらでも言える
けど掲げなければ叶わない

なりたい自分になるために
サークルを立ち上げれる陽キャと
そのサークルが大きくなりすぎると
途端に歪み妬み始める陰キャ

この映画、理解出来る人はもれなく陰キャです

様々なキャラクターが出てくる
陰キャ、陽キャ、八方美人、真面目、陽風陰、陰風陽
自分はここだなぁと落とし込めるのが一人はいるはず
その落とし込んだキャラによって
この話の捉え方がずいぶんと変わりそう
私はガッツリ陰キャで吉沢亮でした
だから杉咲花の言い放った「気持ち悪い」は破壊力が凄かった

人種差別をなくそうとか争いをなくそうって
意識高い系じゃなきゃ言えないと思ってて
黒とか白とかの人種差別だけではなくて
陰は陽をいい意味も悪い意味でも差別的に見てる
だって本当はそこになりたいんだもの

平和の対義語は戦争ではないと思うけど
愛=平和で
愛:憎悪で
憎悪=争い
ではあると思う

陰にとって勇気を振り絞った一歩は
陽にとって何でもない一歩で
陰にとって頼られる人は重要で
陽にとってはただのモブで
感性、感覚の違いをしっかり出せていた

ただもっと言うなら真正陰キャならば
この物語すら始めさせない
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