はいズタズタにやられました
完全にナーメテーター案件の傑作です
大学生くらいの、青さや痛さそして脆さを見事に映像化
どことなく『何者』っぽさがあり、主人公の青さと痛さにもうやめてくれ…と思わず言いたくなるような不快感
脚本演出が本当に良く出来ていて、2時間があっという間にすぎていく
前情報無しで観て良かった
原作も一切知らないので、想像していたようなストーリーとは180度違い、見事に打ち砕かれました
こういう人いるよねって人がたくさんでてくるし、過去の自分と重なる部分も結構あったりしてとにかく苦しい…
そのくらいリアルな青さ痛さ脆さで心がズタズタにされた
この映画の吉沢亮は本当に気持ち悪いんだけどものすごく役にフィットしてる
この顔面を持ってしても、これほど気持ち悪いと思わせる演技を静かに出来るのはめちゃくちゃ凄い
杉咲花のキラキラ感も最高
松本穂香の癒しも最強
森七菜の透明感も最勝
柄本佑のモテ男感も最適
清水尋也の胡散臭さも最凶
キャストから想像してしまうような、キュンキュンするような映画ではないし派手さもない、理解できない人もいるでしょう
しかし重なる部分があるような人には、グサグサと心を抉られるような映画だと思います
大人の方なら過去の自分を思い出して傷心し、まさに学生なら安全圏から冷笑するよりも、なりたかった自分になれるように
苦しいけど前向きな作品なので多くの人に観て欲しい
2020 自宅鑑賞 No.059