とよちゃん

日本海大海戦のとよちゃんのレビュー・感想・評価

日本海大海戦(1969年製作の映画)
2.8
8月個人的戦争映画特集第11弾

たまには日露戦争の映画を。
この頃からロシアの領土拡張主義が見えてきている。
あれだけ広い国土が有りながら不凍港が欲しいがため南下しようとするその嫌らしさは今の対ウクライナに通ずる。
明治時代、日清で勝ち対露西亜戦でも勝ってしまったことが良かったのか悪かったのか。
大東亜戦争でもそうだが勝ったことで驕りが有りすぎる。
勝って兜の緒を締めよ、それが大和男児の美徳なのに首脳陣がイケイケドンドンになっていくのが情け無い。
明石大佐のように情報を集めて裏工作をする必要性を昭和になってから忘れてしまったのだろうか?
この映画は東郷平八郎を讃えているのである程度美化しているのはやむを得ないがこの頃は陸軍ともある程度仲が良くお互いを助け合っていた。
その後互いが競い合い目立ちたがるようになっていき統率できなくなっていった。
陸軍乃木の無能な特攻作戦はこの頃の始まったのを知る事ができる映画。😅
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