焼きぷりん

オルタード・カーボン:リスリーブドの焼きぷりんのレビュー・感想・評価

4.0
ヤクザ×サイバーパンク。依頼はヤクザに囚われている少女の命を守ること。ハイクオリティCGのアクションアニメーション。

SF要素。既視感の塊ではある。肉体の死≠本物の死であり、仮の肉体が死んでも本体さえ生きていれば…という辺りなども、使い古しのネタであり、オリジナリティはこれといってないだろう。

斬新な舞台設定。SF要素が凡に感じつつも、これがヤクザと組合わさると、新たなアイディアになるのか。独特の就任儀式はまさに設定を活かしたもの。

ツボを抑えたストーリー。ありきたりなものの、適度な緊張感と爽快感アリ。無駄がなくテンポが良いのでなかなか楽しめた。ラスボスが小物と化すところも、分かってるなあ、という感じ。

グラフィック。申し分ない素晴らしさ。アクションシーンは非常にスタイリッシュで、銃、剣、拳などバリエーションも豊か。『龍が如く』っぽいバトルもある。

SF部分が複雑じゃないおかげか、話もすんなり入ってくるし、割かし満足感のある作品だった。でもやはり、なんと言っても美麗なCG作画。十分すぎるほど気合いが入ってるので、それだけでも一見の価値アリかも。
焼きぷりん

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