'20〜'21冬のホラー/ミステリー祭⑧
ロシア発、スヴィヤトスラフ・ポドゲイエフスキー監督(37)作品初鑑賞で、【ダーク・ファンタジー・ホラー】。
子供達が突如姿を消し、その親達は[我が子の存在]を忘れる
という怪現象が続発。異次元の魔物の仕業だと知った少年
イゴールは、仲間達と魔物に立ち向かう…。
開始早々、先ず【映像美】に惹き込まれた。
イット的プロットに新味は無いが、陳腐ジャケ写(本編チャリ
乗らない)から想像してスルーには勿体ない⁉︎ムードを持った
代物かもしれない。
ハリウッド製とは一味違う画が、【一々美しい】。
ロシアの建造物(新興住宅地)がまたオシャレで、夜には
カラフルな光が部屋に差し込んでくる、、。
纏めると、
画作りとファンタジックなシナリオとの相性が良いのだろう。
キャラ間や展開に荒削り感(複数ライターのせいか⁉︎)を
感じたが、音楽や音の配慮は中々。
鏡やポスターの演出(撮り方センス)、襲って来る魔物の造形
も悪くない。
これ1作だけでもスヴィヤ…監督が、本当に【ホラー好き】
というのがビンビン伝わってくる。
少なくてもS・キング、T・フーパー、S・キューブリックへの
リスペクトをキャッチした。例え【既視感】あるにしても、
自分の演出スタイルもしっかり持っているから、【下手にハリ
ウッド】に招かれて、オリジナリティを失って欲しくない
と願う。
クライマックスには個性的【赤糸モンスター】が登場するも
案外呆気なく〜アッサリ収束は、予算不足か⁉︎
そして、、