らてぃさん

Megan Is Missing(原題)のらてぃさんのレビュー・感想・評価

Megan Is Missing(原題)(2011年製作の映画)
1.0
「メッセージ性」を言い訳にショックから影響を受けやすい若者ら対象に売ろう、という製作陣の魂胆が丸見えなのが実に不快な作品であった。まるで映画視聴者を舐めているようであり、どこか怒りすら感じる。

申し訳ないが本気に捉える理由が1ミリもない。モキュメンタリーという手法を利用してはいるものの、それを信じてもらえるような努力は一切見えない。作風から雰囲気を鵜呑みしてもらえるであろう、と軽々しく想定されている時点でよろしくない。作風の勢いからのめり込んでしまった人も、もう一度冷静に考えながら見て欲しい。

明らかにショック性から話題を狙ったような、言ってしまえば卑劣な作品。となると「低予算からリアルさを描いた」という口実が通用せず、単純に全てが不足しているZ級作品となってしまい、褒めるべき点が一切無い。