嵯峨

Swallow/スワロウの嵯峨のネタバレレビュー・内容・結末

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

まずポスターの時点で好きな映画だった。
アイデンティティ模索映画で、役割として見られてない女性の孤独がよく描かれてた。異物を飲み込むシーンなどは、「痛い痛いやめてやめて」という感じで鳥肌がたった。抱える不満を身体的な痛みに置き換えるという自傷行為がわかりやすく、また色彩豊かな画でわかる。きれい〜。
役割への固執、その一方で一人では素のガサツさが出ており、それがセリフ的ではなく振る舞いなどでわかるのも面白かった。掃除機のかけ方とかw
そうした中でその役割から解放されるシーンなどは割と気持ちよかったし、そしてお父さん・・・と呼んでいいのか、あれは?とのシーンは中々感動した。さらにエンディングがとてもよかった。淡々としているが、映画外の女性たちにもやはり同様の物語があるような、そんなエンディングでかなり印象的だった。
嵯峨

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