サイコスリラー映画かな？と勝手に思い観てみたら…。
臨床の場でもありそうなお話でした（笑）
『異食症』：
（いしょくしょう）は、栄養価の無いものを無性に食べたくなる症候。
食する対象は土・紙・粘土・毛・木炭・チョーク・氷などが挙げられる。
小児と大人の妊婦に多い。
引用元：wikipedia
私は、異食症の人に最近は会っていませんが、
一種の「自傷行為」です。
主人公のハンター、お金持ちの夫と結婚し、子供を身ごもり、
客観的にみると、誰もが羨ましがる状況。
彼女の生い立ちからの人格的な脆弱性と
夫、義理の両親からの無視、共感性のなさが彼女を
『異食症』という「自傷行為」に追い込みます。
妊婦健診の時にエコーで異物が別に見つかり、
緊急手術を受けますが、
この時点で精神科入院が良かったんじゃないかな？
ハンターは、その後の精神科医とのカウンセリングの中で、
秘密にしておいてほしい過去をようやく話すことができましたが、
その精神科医は、本人の同意なく夫にすぐ話します。
本来は本人を守らないといけない医療者が、
逆に裏切ったことが、彼女を更に精神的に追い込んでいきます。
最後は、とある行動に出ますが…。
あ、最後はいい方向に向かいます！
臨床でありそうな、リアルなお話でした。
