ちゃーりー

Swallow/スワロウのちゃーりーのネタバレレビュー・内容・結末

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤は、美しすぎる色づかいと痛みをともなうお話🩸👄🩸

“ ねぇ聞いてこれだけは言える。私は強くなった。” (エンディング曲のこのメッセージも良かったなぁ)
フェミニズム映画ではなく、世界中に溢れている“一方的” なすべてと戦う立派な手段はなんだっていい。と読み取って観賞しました。

早く目を覚まして ! そんなことで抵抗しなくても、 あなたはきっと強いはず ! と呼びかけたくなる作品でした... 💓

うわぁ... それも飲み込んじゃうの... ヒィ~ 恐ろしい ! と思いながら始めは観ていたけれど、達成感を獲得して、なんとも言えない自信に浸るハンターの気持ちは、不思議と観ている側にとっても、違和感のないものになってくる。

序盤は正直、セレブ妻の揺らぎと意図せず高圧的な夫一家のお決まりの不愉快設定が非常に嫌でした... 🙄(笑)
冒頭10分観ただけでも、観ているこちらの方がものすっごくいらいらする ! (笑)
“幸せよ” に “僕も” って言えない夫。
まだ話しとるやろが ! なぜ割り込むん !? な義理父。
髪型まで指定してこないで !? なんであなたの息子のタイプにあわせなあかんの !? な義理母。
もう ! なんでこんな人と結婚したの ? って観ているこちらが不満止まらないはず(笑)

夫の “ 俺がいなきゃ、何もできないくせに ! どうせ、俺の稼いだお金で、君は一生遊んで暮らしてるだけだろ ! ” 発言は、逆によくぞ言ってくれた ! と拍手しました(笑)
そんな人間、こっちからさよなら 👋🏻💔
それだけで終わらせない作品で本当に良かった !

そして、主人公のハンター。
よく逃げ出した ! イヤって言えた ! 無理って言えた ! そして、それを手助けしてくれた人がいたことにホッとしました。
困ったときに助けてくれる人がいるのは、弱いからじゃなくて、強いからだと私は映画から学んでます.... 🎬♡

ハンターが1人でいるときのやや雑(とってもナチュラル !)な所作が本来のハンターなんだろうなぁ...
ハンターは窮屈なおとぎ話に閉じ込められているみたいでした。

ポスターを見て、この色彩!絶対私、この映画好き!と思い続けていた映画をやっと観賞しました。
劇中歌が、ハンターの気持ちを代弁していてそれも私は好きでした。
2023年の3作目 ✐☡✐☡✐☡
ちゃーりー

ちゃーりー