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Swallow/スワロウのyumikoのレビュー・感想・評価

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
3.5
ニューヨーク郊外の豪邸に住む、ハンター(ヘイリー・ベネット)のお話。妊娠がわかり夫やその両親と喜びを分かち合う。ハンターの家庭生活は一見幸せそう。優しい夫に不自由ない暮らし。

そんなある日、ハンターはビー玉を飲み込みたいという衝動に駆られて実行してしまう。すると、心地よい充実感で満たされ、やめられなくなってしまうのだった。

エスカレートし、がびょうや電池など、身体に悪影響があるものを飲み込むようになったハンターは異食症と診断され、義理の両親の指示で治療をうけるが…

表面上は優しいが人を蔑むような夫の態度、両親の言いなりの夫、両親が手配した看護師に見張られる日々が、ハンターを更なる異食に追い込む。そしてセラピーで、口にしたハンターの出生に関する事実…

自身の出生について医師に「騒ぎ立てないでほしい」と言い、実際は愛情豊かに育てられたと語る。そして、夫が異食症について夫の同僚に言ってしまったことに対して激怒するが、その直後に夫に、愛を語る。そんなことばかりが蓄積されてる危うさ。

いや。夫が両親も合わせてゴミ以下。
そして、実母からの扱いもだんだんわかってきます。

ハンターの不憫さで胸が締め付けられました。でも、最後は少し強くなったのかな。
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