泡沫

Swallow/スワロウの泡沫のネタバレレビュー・内容・結末

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

異食症という症状は始めて知ったけども、他人に理解できない行動がその人にとって救いになることもあるというのがよく描かれていた。もちろん最終的にはあまり自己主張のうまくない主人公がきっちり自分でかたをつけている。彼女の「チョイス」は今紛糾のさなかにあるアメリカの、当事者・つまり女性による1つの主張なんだけど、「厳格な宗教右派」の母親というのも(声だけ)出てくる。この選択を肯定的に描いた結末が気に食わないという人もたくさんいるのかなあ。因縁の元凶であった人物がきっちり報いを受け悔恨し、また主人公がとらわれてた過去から解放されるきっかけになるのは(そうあってほしいとは思うものの)ちょっとできすぎかという気がしないでもない。私が絶望しすぎな訳ではないと思う。
見た目さまざまな女の人がやってきては用を足したり化粧や髪を直したりしてまた去っていく、最後のカットとてもよかった。それぞれに背景がある。
泡沫

泡沫