このレビューはネタバレを含みます
What is love?
よもやPGの口からそんな言葉が出ようとは…
子どもの頃、毎週欠かさず戦隊モノ、ライダー、
ウルトラマンを見ていた人ならば
もれなくその懐かしいテイストを感じ取れるだろう
"悪夢の公爵"という異名を持つ
残虐宇宙人を掘り起こしたのは
唯我独尊、8歳の少女ミミ
"Psycho Goreman"略してPGと名付けられたばかりでなく、それを持つ者に従わねばならない宝石まで掴まれて、彼女の言いなりに…
人間など一捻りのPGの武勇伝を
「退屈すぎて疲れた
TVをいっぱい見てユーモアを学んで
できなければお仕置きよ!」と一蹴
朝まで座ってて!と命令されて
しょんぼり座るPGに思わず同情しつつ笑ってしまう
強烈な性格のミミに振り回される兄ルーク
言い訳ばかりの父、強気の母←ミミの強さは母譲り?
スプラッタ描写もチープな特殊メイク仕様のせいか、
なんだかノスタルジック
PGを倒しに宇宙からやってきた
テンプル騎士団のパンドラ(ああ、厨二臭…)との最終決戦がまさかのアレ!
心を持たないPGが愛に目覚め…ても、ミミにかかれば
愛なんて負け犬のためにあるとバッサリ
一番気の毒なのは
ミミに好意を持たれたせいで無残な姿に変えられた
イケメンボーイのアラスターに違いない
以前ならきっと観る候補にもあがらなった作品(失礼)だけれど
疲れて頭使いたくないな、と思ってた時に観た予告でピンときて
シネマートのトークショー付き上映に仕事で行けないと残念に思っていたところに、シネマシティの極爆上映(ヤケクソ)のお知らせ
肉塊みたいになったアラスターを
"ブヨブヨしてて可愛い"
って言うのも"愛の力"のなせる技
そうだよね、ミミ