南

サイコ・ゴアマンの南のレビュー・感想・評価

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)
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『涼宮ハルヒ』ばりの暴君ガールが、

『うしおととら』よろしく邪悪なクリーチャーを飼い慣らす、

特撮ヒーローと80年代SFへの愛に溢れたB級スプラッターコメディ!

まず何より、「おてんば」という言葉ではとても形容しきれない、邪悪でワガママな暴れんぼう少女ミミのキャラクターが突き抜けまくってて最高だ。

宇宙をまるごと滅ぼせるほど凶悪な悪魔を小学生の女の子がこき使うギャップが楽しい。

「新しい神が降臨した。お前の時代は終わったんだよ!」

と毒づきながら十字架をへし折るシーンとかガッツポーズ取っちゃうね。

ゴーインに家族愛を絡めたり、事態を無理やり解決させるB級臭プンプンな脚本も笑える。この雑さは100%わざとやってる。

オフビートなネタも多くたびたび声出して笑った。

クリーチャー達も、ニチアサで育ったかつての少年たちニコニコなデザインで、ずっと眺めていたくなる仕事だ。

人間ミンチ攪拌機みたいな奴、
日本語をしゃべる魔法使い、
ガラスのケースに入った脳みそキャラ
などが特にお気に入り。

目玉をギョロギョロさせながらヨチヨチ動く巨大な脳みそ君とかも本当にかわいい。

友人たちと集まってポップコーン食べながらワハハと観たい!
南