造形が凝ってたり力の入れどころが狂ってて、チープに見える部分が際立ってB級映画っぽいって言われてたのかな。
でもそれすらもシリアスになりきれない作品の雰囲気と合ってて良い。
もしMOTHER2を実写化するならこれくらいでお願いしたい感じ。
隙さえあれば自分語りを始めるPGの話の腰をことごく折っていくミミとか、トイレにいるお父さんにテレパシー?で助けを呼ぶシーンとか本当わらう。
同じボケを被せる天丼って万国共通なのか。
あと、狙ってたのかわからないけど中盤でPGがクレイジーボールのルールを教えてもらってるシーン。
服を着せられてハットとティアドロップのサングラスを掛けている。
PGの顔の造形が、鼻が不自然に尖っていてサングラスの形も相まってマイケルジャクソンに見えてくるのが面白かった。
こんな映画を撮ろうなんて人達は勝手に社会に馴染めない弱者男性だと思っていた。
それがこの作品の中で弱者男性の権化と言ってもいいお父さんが終盤でさらに立場が危うくなっていく様を見て、はしごを外すなよ!と熱くなりかけたけど有耶無耶になって良かった。
ハリーポッターのよくわからない球技よりクレイジーボールの方がよくわからないけど面白そう。
何なら上部だけでやってるフットサルサークルなんか潰してクレイジーボールサークルが出来たら入りたいくらい。
ポスターのデザインもエンドロールの歌も最高だった。