takehi

サイコ・ゴアマンのtakehiのネタバレレビュー・内容・結末

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

「サイコォ!ゴアマ〜〜ン!!!」
おじさんの映画日記 サイコゴアマン編 新宿シネマート

超自己中で過激自由人な8才の少女ミミが極悪魔人サイコゴアマン(通称P.G ミミが名付けました笑)を庭の地下から偶然封印を解き蘇らせでしまいました。 
ミミは気の弱い兄とP.Gを引き連れ近所で遊び始めると、数々の騒動がご近所で巻き上がって行きます。

少女ミミの突き抜けた傍若無人キャラが物語と観客を引っ張って行きます。
ミミ率いるバンド演奏イメージシーンが超ご機嫌です、ボーカルはもちろんミミ、ドラマー姿のP.Gがカッコ良すぎ笑
大好きな男の子の変体姿脳みそ目ん玉化け物にミミがキスするシーンの悪趣味な可愛らしさにほっこり♡
極めつけはミミの神を恐れぬ過激シーンにけっこうビックリ!ドッキリ!!
お化けより人間の方が怖い!怪人達やP.Gよりもミミが怖い?!

P.Gの復活を恐れたテンプル騎士団の宇宙会議から地球へ刺者が送られて来ます、怪人達とP.Gとの戦いに巻き込まれ、夫婦や兄妹の喧嘩がヒートアップしてゆきます、、勝負を決めるのはふざけた格闘球技クレイジーボール!、ボールのぶつけ合い、最後は殴り合い、お家の庭で繰り広げる争い戦い!が最後には協調と愛で収拾されてゆく様は馬鹿馬鹿しいね!
超怠け者ダメパパの存在と真面目なママの怒りがおじさんには切ないポイント高しでした(もちろんミミのパシリな兄貴もね涙、、)

傍観者だったテンプル騎士団宇宙会議の怪人の方々はサイコゴアマンが倒せなかったので皆で自殺を検討する始末。
ミミとそのファミリー以外の地球世界はサイコゴアマンによって大殺戮と大破壊されていきます、、あぁなんてやりたい放題な物語でしょう!!

かくして僕らの日常世界は脳みそ目ん玉オバケに変体させられた息子を受け入れ朝ごはんを無表情に食べる家族3人の姿に象徴される異常なナンセンス世界に変わってゆく事になりました、めでたしめでたし。。じゃないだろ!ホント何を見せられてんだ?!(笑)助けて!許してサイコゴアマン!P.G!!

最後まで悪ふざけと毒に満ちた70〜80年代テイストな低予算B級特撮作品を楽しめるか、あきれるかはあなた様次第です、、監督の思いのこもった個性的なキャラクター達、面白いシーン満載で楽しめた反面はた迷惑な物語展開におじさんには今いち乗れなかった部分もありました、世界観を了承した上でネット配信などでの2回目の観戦の時にはもっと楽しめるかも、癖になるかもね(了)

2021/8/11 4:39封切り時Yahoo映画へ投稿
takehi

takehi