このレビューはネタバレを含みます
デヴィッドロウリー監督らしさとしか言いようがないファンタジー感と自然が融合された世界観を堪能
影のある御伽噺を得意とする監督なだけあってどこかドライなタッチに描かれている。
フック船長とピーターパンの因縁の関係にも一捻り加えており、もはや共依存としか言いようのない関係性に描かれていた。
とはいえしっとり始まりしっとり終わるのでテンションの起伏はあまりなく、しんみりしてたら終わっていたというのが現状
大人になることも悪くないと言いたいのだろうが、いまいちそのメッセージが伝わらず。
ウェンディたちは結局フック船長とピーターパンの痴話喧嘩に巻き込まれ、最終的には身寄りのないロストボーイズを匿って終わる。
そんな酷い話あるかと思われるだろうが、要約すると上記のような話である。
ディズニー作品の実写版は必ずいいなと思える事が一つくらいはあって、必ずアニメ版を見返そうと思わせてくれることがいいなと感じる。