【トゥギャザーしようぜ！】
軍人奥様合唱団のお話し。
やっぱり夫の階級が、奥様グループにも影響するようで、ボス的存在はできてくるみたい。
このあたりの主導権争いが、ちょっと面白い。
合唱団の方向性を取りまとめるための、いがみ合いが起こったります。
阿吽のブレスとはいきません。
中でも、心の傷を隠し、グループ内で浮きながらも、真面目に活動に取り組む、大佐の妻役クリスティン・スコット・トーマスがやっぱり巧い。
夫たちはアフガニスタンへ赴任しています。
悪化する戦況で、一寸先はダーク。
生と死が隣り合わせなわけですから、残されたご婦人方の不安も半端ではないでしょう。
ですから、同じ月を見上げていると思うだけでも心の支えになるという曲も確かに素敵です。
ただ、だからと言って、モットーは「Together Stronger」です。
ってところには、共感しにくい部分はあります。
というわけで、この作品は、
シンディ・ローパー「タイム・アフター・タイム」、
ティアーズ・フォー・フィアーズ「シャウト」、
ヤズー「オンリー・ユー」、
シスター・スレッジ「ウィ・アー・ファミリー」
という80年代ポップスに馴染みのある世代かどうかで大きく響き方が変わってきそう。
もし、これらの曲にドンピシャ世代であれば、音楽の力が間違いなく琴線にタッチします。
