くぅー

私のプリンス・エドワードのくぅーのレビュー・感想・評価

私のプリンス・エドワード(2019年製作の映画)
3.8
“なんか雑だよね。”

»香港で彼氏と同棲中のアラサー女性はついにプロポーズされたが、10年前に中国大陸の男性と書面だけの偽装結婚の過去があり、今も有効と知ってその中国男性との離婚に奔走するが、結婚と離婚の手続きを同時に進める中で、自分の価値観に変化が起きる。

はい、タイトルから勝手にラブコメかと思いきや…ちょっと違っていたものの、きっちり楽しめてました。

そんな本作の舞台は、香港の中心部の太子駅界隈でプリンス・エドワードとも言い、原題の金都は結婚式関連を扱う金都商場で、主人公の職場もある場所で…同棲中の彼氏の名前がエドワードでもあり、思わずニヤリ。

そう、いろいろと設定は考えられていて、何かと話題の香港と中国本土の温度差に、男女の結婚観のすれ違いから、いつの間にか自由を考えさせられていて…派手さはなくとも巧いなぁと見終えてましたね。

にしても、亀がポイントになるとはw

なお、キャストでは、ステフィー・タン…個人的には初めて等身大の演技を見て、いい感じの好演ぶり。
さらには、エドワードのジュー・パクホンはいい味を出し…バウ・ヘイジェンにジン・カイジエらのサポートも良き。
くぅー

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