このレビューはネタバレを含みます
感情が溢れている思春期と、ラストの落ち着いた大人のパートがあって、すごく人生を考えさせられる作品。
当時としては全くもって気持ち悪いとされていた価値観が、今では受け入れられる、認められる感情、そんな隔世感もあり、しみじみさせられる。
同姓恋愛の感情を持っていない私にとっては、理解できない部分もあるし、二人のシャワーシーンや、おじいさんにナメナメされるシーンは、失礼ながらちょっと笑ってしまったりしたが、ラストの大人パートでは、グッと感情移入して観ることができた。大人になって、落ち着いて二人で話ができる状況って、少しの悔しさが有りながらも、なんかそれでよかったのかもしれないという納得感もあり、素敵な人生だと思う。
“你可不可以不要再找我麻烦了?”
好きな人に、「もう構わないでくれる?」と言われちゃう辛さ。
“同性恋很恶心吗?”
両親の前で、好きな人の前で、「男が男に恋することはキモいのか?」と言っちゃう状況でとその時代。
张家汉と王柏德(主演の二人)、序盤は髪型も同じで体型も同じでどっちが誰よ?って感じで進んでしまい、混乱してしまったが、张家汉が髪を下ろしたので見分けがつくようになった。
张家汉の母親役の王彩桦(ロータス・ワン)は優しげな母親役が嵌まってる。