アフリカにこんな創造性溢れる映画が存在するとは。
娘の目を通して語られる父の苦難と人生。娘が見る黒いカラスと神聖な白い鳥の寓話的な夢が意味するものとは。
上下反転される画、スタイリッシュな建築、スローモーションのシークエンス、その神秘的な映像美の数々に息を飲む。
前半は物語が掴みにくいが、終盤は畳み掛けるように見事に全てが繋がる。
そして父と叔父の違法採掘などの現実のエピソードが同時に語られる。
ガーナの鉱山は中国の権力者が所有してることが多く、植民地化しているんだとか。
監督はガーナ人のヒップホップアーティストだそうで、音楽の使い方も独特で心地良かった。