「ピンク七福神」の一人、いまおかしんじが阪神・淡路大震災で娘を失った夫婦の人生を描く一般作品。映画芸術ベストワンに輝いた。
いまおかは海の作家だ。冒頭の親子の海辺の場面、娘・れいこを抱いた太助(川屋…
高木功脚本の「桃色身体検査」の冒頭部分が朗読される。そこに象徴されるように、ピンクの作家主義というアンダーグラウンドな文化がなかったなら、こういうお話が21世紀に語られることもなかったんじゃないだろ…
>>続きを読む映画の始めれいこが圧死した時、その喪失感が中心となって物語が進むのだろうと思ってしまったが、淡々と登場人物の生活が直線的に続いて行き、そこにリアリティを感じると共に、監督の震災に対する真摯な姿勢が感…
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