娘を亡くした空虚。失われる絆。それでもときどき再会するふたり。伊智子は目を悪くし、再婚を繰り返す。幸せを繰り返しながら、人生はどこか虚げで。日常は思いがけない出来事でできているし、人はどこかでつなが…
>>続きを読む噂通りの傑作でした。
見事にギリギリ寄り添う下手に同情させない距離感で淡々と描く事で、物凄く情感を立ち上がらせる。
関西人の笑いに昇華させるのが、もう堪らない。
笑いの向こうに見え隠れするのが人生さ…
昔、関西の友人(普段はめちゃめちゃ明るい)と震災の話しになった時、憤りとも悲しみともとれるような表情をした事があった、それ以来彼のあんな顔を見てない。
この映画で描かれる場所に行った事はないけど、そ…
前半は微妙だと思ってたが、後半で持っていかれた。時空を超えた再会にオリヴェイラを、生きるスピードの違う2人が、すれ違いながらも稀に並走する様に濱口竜介の『親密さ』を想起した。上映後の舞台挨拶でも監督…
>>続きを読む20210428厚木kiki 85点 ネットやマスコミで評価が高かったのですが、やっと見れました。阪神淡路大震災で幼い娘を亡くした夫婦が、離婚後、また再会する物語ですが、ピンク映画出身のいまおか…
>>続きを読む最後の最後にぶち壊される。涙腺が。20年以上にわたり募らせてきた思いが一気にあふれ、こちらの思いも一気に高まる。
この小品が『映画芸術』の昨年の年間ベストワン。監督はいまおかしんじ、企画は朝倉大介…
なんか人生を達観してるようにも感じたイチコさん。
もともとそういう人な部分もあるんだろうけど、そうしなければレイコが死んでしまった時の後悔を抱えて生きてけなかったんじゃないかっていうのも感じた。
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鑑賞後もしばらくレビューを書くことができなかった本作。
監督が阪神、淡路大震災に真摯に向き合い、身近な人を突然無くした経験を持つ人々にそっと語りかける作品。
ストーリーはある夫婦が震災で一…
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