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写真の女のowlマンのレビュー・感想・評価

写真の女(2020年製作の映画)
3.0
写真屋を営む男は、画像修正の技術に長けていた...そんなある日、山に写真を撮りにきた男は、怪我をおった女性と出逢う...

“いつか現実が写真へ寄っていく”と思う女性、“現実の美しさが写真には映る”と考える女性の対照的な考え“自己満足”“承認欲求”を“写真”といった媒体を通して考える...不思議な空気感の人間ドラマでした。

とにかくこの映画、監督の撮り方が不思議でした...カマキリの咀嚼音や木々のざわめき等、風景の音が凄くクリアに聞こえて、登場する人の声がアナログに聞こえる...
周りの声は自分の内なる声よりも騒がしいのでしょうか?

写真屋の男も不思議な人でした...女性が苦手(?)で、無口...ファインダー越しに“心”が見えているのか...写真を撮る姿は鬼気迫っています!白いスーツが昭和モダンでカッコいい!
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