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スカイ・クロラ The Sky Crawlersのjun2kmのレビュー・感想・評価

3.2
2020-2008=12 そっかぁ、、、遠い昔のように思ってたけど意外とそうでもないか。12年前に映画館で見てたわけや。そして今日、再び、この作品をNetflixで見終わったあとにガソゴソとクローゼットを探しました。あった、あった!HASEGAWAの「1/72震電」のプラモデル。じゃーん‼︎ 箱のままだよ!散花がカッコよくて、12年前に買ってしもたんよなぁ…。いつ組み立てよっかなぁ。塗料を買わなあかんな。
あ、そうそう。作品の話しをしなきゃね。ほんと、むしきつで、あ、間違い。無機質で無表情な登場人物たち。それどころか時間まで平板で表情がない!劇中、描かれてる世界は、空が青くて高くてどこまでも広くて、その青の中を流れる風に静かに吹かれる2時間です。ほんと、人が出てこない世界。しかも出てくる人々は、ことごとく物思いにふけって過去ばかり追い求めているような、、、。こんな老いた世界に、キルドレ達に空中戦をさせる必要があるんやろうか。考え込んでしまいます。整備士達も、何度も何度も「新しい」キルドレが戻ってきて、その度に彼らが扱う戦闘機を整備して給料を貰うことに喜びを感じているのやろか。いや待てよ、そもそもお金とか存在してる世界なんかな?それくらい、非生物的で空虚な世界観を感じさせる作品です。
でも、終盤に向かうと熱くなってきて、監督さん、うまいなぁ。さすがですね。
最後はキルドレ達の、否、自分自身の「連鎖」を断ち切るかの如く敵機に向かって急上昇していく主人公。あぁぁあ‼︎ ドッグファイトの緊張感120%!
エンドロールが終わった後に、彼が命をかけた闘いの答えが出てきます。なので、途中で席を立ったらあかんで!
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